
インプラントの値段は、メーカーやその形状などによって違いが生じます。インプラント治療は自由診療であるがゆえに、インプラントクリニック毎に採用しているインプラントが違うため、その値段の違いがクリニック毎の提示金額の違いとしてあらわれるのです。体に埋め込むものですから健康に影響のない品質の良いものを選びたいですが、あまりに高額だと手が届かなくて困りますし、逆にあまりにリーズナブルだと、そのインプラントの信用性があまりないのではないかという疑問がわいてきます。治療費が高額であるインプラント治療であるからこそ、「安かろう、悪かろう」だけは避けるようにしなくてはいけません。高品質で安全なインプラント体と値段の関係についてご紹介します。
インプラントの値段が高い理由は、色々あります。一番大きな理由は保険が適用されない自由診療であるという事ですが、その他にもメーカーの違い、形態の違い、材質の違いなどでも大きく値段が変わってきます。インプラント治療を受ける患者さんの口の中の状態は、人によって様々です。ですので、埋入するためのインプラント体や被せ物である上部構造も、患者さんの状態に合わせたオーダーメイドとなります。人によって顎の骨や口の中の状態に違いがないというのならば、既製品の大量生産でコストダウン、という事も出来るかもしれませんが、もちろんそんなことはできません。高品質・人体への安全性を考えれば、どうしても高額になってしまうのです。
現在、世界中で使用されているインプラントの種類は、100種類以上存在すると言われています。その中で日本国内の歯科医療に主に使われているのが、日本の5社と世界の7社の製品となります。

現在でも、国内外の医療メーカーが独自の改良を加えたインプラントを開発しており、技術の進歩と共にインプラントも日々進化を遂げています。
体に埋入するインプラント体には、手術や口腔内の状態に合わせて複数の種類が存在します。
インプラントの形状
- スクリュータイプ…インプラント体にネジが切られた形状をしており、インプラントの直径が先端にいくほど細くなるルートタイプと、太さがそのままのストレートタイプがあります。
- シリンダータイプ…ネジの付いていない円筒形のインプラントで、2回法に適しています。
- バスケットタイプ…スクリュータイプとほぼ同じ形ですが、途中に幾つかの空洞部分があるのが特徴です。骨を削る量が少なくて済みますが、強度に問題があり現在ではあまり使用されていません。
- ブレードタイプ…板状でT字型をしており、幅が狭く薄いので比較的骨幅の狭い部分に用いることが可能です。しかし破損率が高く、現在ではほとんど使用されていません。
インプラントの材質
- 純チタン・ハイドロキシアパタイト・チタン表面に処理を施したもの・チタンニッケル合金





インプラント体の値段は、その種類によってぴん切りな面があります。しかし、高価なインプラントが良い、安価なインプラントは悪い、というように一概には言えない部分もあるのです。それは、インプラント体選びで一番に重要なことは、患者さんの口の中の症状に一番適しているものであるかどうか、ということだからです。安価なインプラントであっても、品質に問題がなく自分の状態に合っているものであれば、問題ありませんし、また逆に高価なインプラントであっても、自分の状態に合わなければ不具合なものになってしまうのです。そのため、医師とのインフォームドコンセントをおこなうカウンセリングで、良く話し合い納得のできるインプラント体を選んでいきましょう。